ミスター・ビーンで知られるローワン・アトキンソン主演のコメディ映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』から。


ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 ブルーレイ+DVDセット[Blu-ray]
ローワン・アトキンソン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2019-04-10



以下は、主人公イングリッシュの部下である Bough がイングリッシュに言うセリフです。2人は捕らえられ、鍵をかけた部屋に閉じ込められており、Bough はドアを何とか手で開けようとしています。





It's no good. It won't move, sir.

Johnny English Strikes Again, (00:23:06)



解説>







It's no good. It won't move, sir.

主語が2人称や3人称の場合、主節の動詞に will を使って主語の意志を表すことは通常できません。例えば、

She will ~

は、通常「彼女」の意志ではなく、話者の確信を表します。

しかし、will と異なり、won't は主語が2人称や3人称の場合でも主語の拒否の意思を表すことができ、

She won't ~

は文脈によって「彼女は~しないだろう」だけでなく「彼女は~しようとしない」という意味にもなります。

この「拒否の意思」の won't は、主語が物の場合にも使えます。上の won't はこの用法。

It's no good. It won't move, sir.

「ダメです。動きません(動こうとしない)」



ちなみに、第1文の It は「今、自分がしようとしていること」つまり「鍵をかけられたドアを手で開けようとすること」を指し、第2文の It は「ドア」を指しています。