ミスター・ビーンで知られるローワン・アトキンソン主演のコメディ映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』から。


ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [Blu-ray]
ローワン・アトキンソン
ジェネオン・ユニバーサル
2012-12-05



以下は、イギリスのスパイである主人公イングリッシュと、その部下であるタッカーとの会話です。タッカーは Ambrose という男の正体に気づき、イングリッシュに知らせますが、イングリッシュは Ambrose を信頼していてタッカーの言うことに耳を貸しませんでした。しかし、後になってタッカーが正しかったと気づきます。





English: We were right about Ambrose.

Tucker:  What do you mean "we"?
              You wouldn't listen, would you?

Johnny English Reborn, (01:06:45)



解説>







English: We were right about Ambrose.

「Ambrose についての我々の考えは正しかった」


Tucker:  What do you mean "we"? You wouldn't listen, would you?

would は様々な意味で使われますが、wouldn't には「過去のある時点における拒否の意思」を表す用法があり、上の wouldn't はこの使い方です。

「『我々』ってどういうことですか? あなたは私の言うことを聞こうとしてくれなかったじゃないですか」

この would の使い方は否定文でのみ可能です。肯定文で主節の動詞に would を使って「過去の特定の時点における意思」を表すことはできません。