イギリス映画『英国王のスピーチ』(2010年) から。予告編はこちら。
以下は、ヨーク公(のちの英国王ジョージ6世)が、彼のスピーチ矯正師であるローグに言うセリフです。ローグの息子が作っている模型の飛行機を見て、自分の子供時代を思い出しています。
I always wanted to build models, but my father wouldn't allow it. He collected stamps, so we had to collect stamps.
The King's Speech, (00:49:29)
<解説>
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I always wanted to build models, but my father wouldn't allow it. He collected stamps, so we had to collect stamps.
wouldn't には「過去のある時点における拒否の意思」を表す用法があり、上の wouldn't はこの使い方です。
「私はずっと模型を作りたいと思っていたが、父はそれを許そうとしなかった。父は切手を集めていたので、私たちも切手を集めなければならなかった」
この would の使い方は否定文でのみ可能です。肯定文で主節の動詞に would を使って「過去の特定の1つの時点における意思」を表すことはできません。