ハーバード大学の歴史学者 Niall Ferguson によるドキュメンタリー Civilization: Is the West History? から。


81KA+QXqrHL._SL1500_Niall Ferguson, Civilization: Is the West History? [DVD]
(イギリスのDVDは、日本国内用の通常のDVDプレイヤーでは再生できません。ご注意ください)

以下は、北アメリカ大陸にイギリス人が、南アメリカ大陸にスペイン人が最初にやってきたときの話です。settler は「入植者」、Spaniard は「スペイン人」、Briton は「イギリス人」。



The key question that faced the new settlers in the Americas - Spaniards in the South, Britons in the North - was how to allocate all this new land. Their answers to this question would decide the future leadership of Western civilization. 

Niall Ferguson, Civilization: Is the West History?, Episode 2  (00:12:38)


解説>







The key question that faced the new settlers in the Americas - Spaniards in the South, Britons in the North - was how to allocate all this new land. Their answers to this question would decide the future leadership of Western civilization.

第2文の would は「~することになるのだった」という「過去から見た未来」を表します。従属節の中で would が「過去から見た未来」を表すことはよくありますが、このように、主節の動詞としての would が「過去から見た未来」を表すことはそれほど多くはなく、日常会話ではほとんどありません。主に物語やナレーションなどで見られる用法です。


「アメリカ大陸への最初の入植者(南アメリカ大陸ではスペイン人、北アメリカ大陸ではイギリス人)が直面した最重要課題は、この新しい土地全てをどうやって分配するかということだった。この課題に対するスペイン人とイギリス人の対処のしかたが、この先、南アメリカと北アメリカのどちらが西欧文明の牽引役になるのかを決定することになるのだった」